兎にも角にもはじめてのヘンリーズフォーク。
「対岸までとりあえず渡ろうかね」と、マッチャン。
「なんで?」
「何となくばってんね」
・・・ということで、ランチよりはじめて足を入れた水の感触は、とろりと軟らかく栄養分もたっぷりな感じ。聞くほどに水は重い。渡渉を始めてみると思ったより底砂が細かく藻の上を歩かないと埋まり気味になる。ところどころにある石には注意が必要。初秋の季節ということで藻はオリーブブラウンの枯れた色にかわり足にまとわりついてくる。暗くなると歩きにくいかもしれない。・・・でもまあ、そんなこと以外の楽しみに、歩きにくさのどうのこうのは全く関係なくなってましたけど。
「バンクばい!バンク際が狙い目ばい!」
ガイドマッチャンから何度も聞かされたセリフ。ランチの右岸を下流に歩きながら、最初に見つけた良いライズも、バンク際の石下に付いてる。マッチャンのご好意により最初に狙わせて頂くも、これがさっぱり・・・。無視され続ける。午前中パラパラだったベイティスの流下もお昼をまわってバンバン増えてきた。ライズ周期が不規則なので食べているのは違うものなのか?とか偉そうに考えたりしてフライをとっかえひっかえしたけれど、一番の原因はドリフトだったと思う。マイクロカレントって言うんですよね?、複雑なよれ。最初5回に1回くらいしかまともに流せなかった気がします。2時間くらい対峙して、#14ダニーマデビーマ(備前さんご紹介のフライ) マホガニーカラーに変えて・・・食いました。ゆっくりと。ズビューーーーンと斜め下流にすっ飛んでいく鱒を目で追いながら、上流に行ってるマッチャンに叫びます。気付いてくれないので何度も呼ぶ・・・と、ふっと軽くなって鱒は外れました。フックポイントに小さい肉塊が残っていました。でも何か嬉しい疲れです。バンクに腰おろしてウイスキー飲みながら、先ほどマホガニーダンだと思っていた流下を改めて見ているとどこか違う??・・・近付いてよく見るとなんとアントです。こいつウイングを帆立てて水面に乗っているので、てっきりマホガニーだと思った。 9月ヘンリーズフォークのキーフライは「マホガニー」だと見聞きしていたので、意識も強かった。
釣り初日ということもあり、気分もふわふわ浮ついて、粘りのライズ捜しを止め、パインへヴンにちょろっと行き、軽いイブニングをやって早目に宿帰還。
お楽しみはまだまだこれから。
Mさんが良い男に見えるのは気のせいでしょうか?
返信削除やっぱ、向こうの風景は絵になりますね~
無性に行きたくなります。
Diroさん
返信削除>Mさんが良い男に見えるのは気のせいでしょうか?
・・・・Mちゃんを遠くに見るとそれなりに見えるんですよね。来年は九州弁USAを組みませう。
次の朝モーテルの窓からもやに煙るヘーリーズフォークばみたら興奮したばい。
返信削除したくして川に入ったときの懐かしい感触。
さあ今日から天国ばい。釣り釣り釣り・・
ああ幸せな気分だった。