2006-09-21

USA:Tour2005年9月 三日目



 AバーからHYDEラストチャンスロッジへ引越しの日(道はさんで目の前)。前夜は茨城?から一人来ていたT君(初めて会った人)と、滞在中タイイング用のライトを貸してもらったブラッドリーと飲んだり食べたり、そして部屋ではタイイングに熱中して、三日目にして朝寝坊をしてしまう。・・・ところがマッチャンは、ガイドのカートとの約束時間にしっかり遅れてキツク怒られる。・・・ミスターカートは、いつかの「津留崎健さんのRIVERシリーズ」に黒いラブラドールの愛犬と一緒に写っていたガイドで、ひげ似合いの渋氏。次回は必ずガイドを頼んでみようと思った。



 三日目は別行動。
マッチャンは、GカートとHF下流のファンファーム・アシュトンダム下界隈へ。ファンファームでは良いライズに恵まれ、アシュトンではかなりなサイズにブレイクされたらしい。・・・そしてこの日のマッチャンの印象が後日のファンファーム通いを導いたのですが・・・。

 僕は今日もひとりランチ。
「なんさまマキちゃん、下流からずーっと川ば歩いてバンク際のライズば探した方がよかばい。ボーンフィッシュFまでたいした距離なかけん。・・・バンクを歩く時は岸より離れて歩かなんばい!感づかるっけん。」
というマッチャンのアドバイスに素直に従うことにしてバンクトレイルを下流に歩いた。バックポケットやウエストバッグにはブラッドの店で朝仕入れたなにやらかにやらがタップリ入っているし、のんびりゆったりの一日予定。天気も無風快晴。今日は何か良いことが起きてしまいそうな気分満タン。




 9時半頃、川に入って右岸を下流に歩く。静かーーー。エルクのビューグリングが聞こえてくる。水面には昨日と同じようにパラパラのベイティス。#20~#22くらい。スードクローエンとはどんなんだろう。時々尺サイズがライズする。・・・釣ってみる。釣れるとやっぱり楽しい。歩く歩くひたすら歩く。歩く足元からギババババーっとホッパーが飛び出す。鮮やかな赤・黄・緑の信号カラー三種。その内の何匹かは川に着水してしまったけど飛沫は上がらなかった。

 昨日の場所に差し掛かる。バンクを大きく迂回しながら下流に回る。暫く見ていても何も無かった。やっぱり午後にならないと虫も少ないのか?鱒にスイッチ入らないのか?・・・一気にボーンまで散歩に決める。対岸の方でダウンクロスに狙っている釣り人を見ながら歩いていると視界の端に「ウンッ?」と感じるものがあって、止まり見ると・・・ラーイズ。かなり慎重に下流に回って水に入る。尾鰭の鋭角さが目立つカッコいいライズ。・・・不思議だけどもう殆ど取れた気になっていたこの鱒も結局ばらす。そこはバンクが川にゆるくせり出した先端の下、かなり浅い場所。・・・マッチャンのいう通り今回のランチで目にしたライズ(良いサイズの)は全部バンク際だった。「バンク際の良いライズを下から歩いて探しながら・・・」ホントにこれが良いかもしれない。と、決めて、今度は寄り道せずボーンへ歩きを進めた。・・・いやいや思ったより遠い。ちょっと疲れ着いて、ビールとジャーキーやりながら蒼い広いフラットをながめる。だーれもいない。しずーか。ライズもなーい。二本目のビールを空けて・・・ウトウトする。・・ボーンはまたの機会に来る事にして、いよいよ上流へ向けて川の中を歩く。岸から10メートルくらいの距離をとりながら。

 もくもくと同じリズムで歩く。差し出す足、抜き上げる足の波紋が最小限になるようにと注意しながら歩く。ゆったりした流れだとはいえ、ずーっと上流に向けて歩くと言うのも結構足にくる。休憩のかわりに時々水面に目を凝らし流下を観察する。まだママホガニーの姿はないが、ベイティス(オリーブ#20くらい)の量は増えてきている。朝から見えていたスピナーは逆に少なくなった気がする。それにしても何と気分のいい贅沢な時間。

 やっとバンク際にライズ発見。・・あれってもしかして20インチ超えてるって奴?・・さあいよいよ緊張のお仕事が始まるという期待もりもりに構える。ハンプバックイマージャー(これも備前さんフライ)#20を結んでたけど、これでいけるはず。ライズのリズムに合わせるつもりで攻め開始。左側のポイントを攻めるときの癖でバックハンドキャスト。風の影響かティペットの最後の伸びに力が無い。2,3度失敗して何とかうまく筋を流れたフライに鱒はちゃんと出た。・・・上流に走ったり対岸に方向を変えたりするのをなんとか寄せれた。ネットに誘導するときの緊張は今も忘れません。藻がいっぱい絡んでるし。・・・救い上げた後は、一畳ほどの小さい砂利場で暫く座り込んでいました。・・・ゲージをあてて19インチを確認した一瞬は、残念とも思ったけど、これから後に残るタップリの時間をすれば、何度も良いこと(良いサイズ)があるはずだとの安寧な気持ちが湧いて嬉しさは最上級だった。・・・・・実際は難行苦行の始まりだったんですけど。


この後も歩きに歩いては見たものの、全くライズを発見できず、とうとう駐車場近くまで来てしまう。風がゴンゴン強くなる。・・・ブラッドリーの店で冷たいビールを補給し、「今はここよりパインへヴンの方が良いかもね?」というお薦めに乗り、移動。・・・今回の釣行前にW君からはパインへヴンへの悪路を注意されてたけど、それほどでもなかった。牛に行く手をはばまれながらも到着した時は、これまたすごい風。・・・日本だったら止めてるところなのに、迷わず立ちこんで様子を見る。50メートルほど下流にいる釣り氏は何度も竿を曲げている。こちらはライズ無いのに。・・・・・知らず疲れも感じてきて、今日の早上がりをあっさり決めて、宿に戻ることに。帰る前に件の釣り氏にはしっかりタクティクスを聞く。「PMXの下に小さいビーズヘッドニンフだ」とのこと。・・・PMXがどんなフライか分らず、翌日マイクローソン氏に聞いてみると、パラシュートマダムXのことだった。

2 件のコメント:

  1. カートさん。懐かしいです。

    私も一度だけガイドを頼んだ事があります。
    (マッチャンのお勧めで)

    けど、カートが川で流されて沈。

    私が腕をつかんで、引っ張り助けたのでした。(火事場のクソ力ですね)

    その後、カートの苦笑いが印象的でした。

    返信削除
  2. Diroさん
    この週末は釣りで遠征中でしょうか?でかいのをやっちゃてください。こちらは明日運動会です。果たして走れるんでしょうか?がんばります。

    返信削除