2006-12-08

USA:Tour2005年9月 七日目


 この日の朝は特に冷え込んだ。車はガシガシと凍り、外に出しっぱなしのウェーディングシューズを履くのにも苦労する。季節が冬に向かおうとしている雰囲気と、もうすぐこのツアーも終わるという寂しさが呼応して、余計に刹那気分を募らされる。

 丸々一日遊べるのも今日が最後(と、二人は思い込んでいる・・)だからか?
いつもは揚々とマーケットに飛び込み、ホットコーヒーに始まる買い物をしながらその日一日の楽しみを盛り上げていくのに、束の間の馴染みになった周りの写真を撮ったりなんかしたくなる。トラウトハンターもブラッドのお店も朝日にきれいです。




 今日の予定。
昨夜、酔い酔いながらも稚拙な二人が考えた計画はこうです。「これまでいったあちらこちらのポイントのベストタイムを攻め尽す」

朝一にライズが集中していた(マッチャン曰く)ファンファームからスタート⇒その帰路がもったいないのでアシュトンダム下流をチェックする⇒昼下がりから流下が増えるミリオネアに大物期待⇒イブニングは僕の希望でパインへヴン・・・・・改めて考えるとふらふらと落ち着かない予定、的を絞りきれていない予定でしたね。

波立たず鏡面流れのファンファームはのんびりの朝を満喫、ガンの試し撃ちヤンキーに穴だらけにされたORAブリッジの下に悠然と泳ぐマスを涎見学、オズボーンブリッジ脇の草地でピクニック気分のビール&ジャーキー、ミリオネア再び青少年サイズのマスライズに遊び・・・まあ結局夕刻まで「大物」にはめぐり合えないままだった。

 この時はじめて、寂しさを伴う「焦り!」な気分が湧いてきたのを感じる。しかし二人とも「それ」を口に出せないでいる。お互いに口に出したくない気分を了解している。・・・今思うと、楽天な気分に少しづつ影がさし始めていましたね。切ない影が・・・


2 件のコメント:

  1. 何せ初めてのヘンリーズフォークが秋なので夏の盛期を知らないわけですが、何となく祭りが終わったあとのような静けさ(人も少なかった)の中での狡猾クレバーになりまくった?マスに対峙するのも良い雰囲気じゃないのかなと思いましたです。朝晩の冷え込みもかえって身が締まり、ホットコーヒーBIGサイズを両手でつつみながら飲むのがおいしかったです。・・・僕は課題も沢山残しているので次回がまた秋になっても良いなと思ってます。

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  2. 匿名17:42

    釣旅の終わりが近くなるにつれむしょうに寂しくなってきました。
    毎日釣りのことしか頭にない天国のような日々がもうすぐ終わるのかと思うと寂しくてたまりませんでした。

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